John Lennon Les Paul Junior風改造 Gibson Les Paul Junior 100

今回ご依頼頂いたのは、John Lennon Les Paul Junior 風に改造です。


具体的には、ペグをロトマチックに交換、
フロントピックアップの増設、
トグルスイッチを増設、
ブリッジをバータイプからT.O.M / Tali Piece に交換

以前にも行った改造をほぼ一緒の加工になります。

資料になりそうな画像を検索して、早速作業に入ります。

パーツをすべて取り外して、まずはザグリ加工。
フロントピックアップはチャーリー・クリスチャンタイプのテレキャスターマウントのピックアップ。
本来のアーチトップマウントのザグリより、やや幅が広くなります。
縦はダミーで大きめに裏パネルの落とし込みをしました。

ブリッジはアンカーを引き抜いて、一度埋めて穴あけ。
この埋めた跡があるのも、再現モデルとの違いですよね。

写真を見る限り、テールピースはかなりT.O.Mに近いみたい。
ボリューム位置を参考に目測で上めにしました。

トグルスイッチの穴もやや外した位置にあるのが、この改造。
写真を見比べながら、穴あけします。

ペグはクルーソンから、Gotohのロトマチックに交換。
通常のナットワッシャの下に黒い少し大きいワッシャを取り付け。

リアピックアップはついていたものを使いますが、ノイズが多いとのことでシールディングを行うことに。
コイルと上と横から銅箔でシールディングしました。
結構効果あり、右手が近づくとすごいノイズを発していましたが、かなり抑えることができました。

最後はパーツを組み込み、配線。
配線は元の基盤コネクターを取っ払い、ノーマルに配線。


リアピックアップがフロントのパワーに負けてしまって、音量バランスが悪かったため、
急遽高さを稼ぐためにスペーサーを製作。2ミリほどですが、弦に近づきました。

一度行った改造ということもあり、スムーズに完成。
狙い通りの仕上がりになったのではないでしょうか。