群馬県のお客様よりフレット交換のご依頼です。
ギターはPRS Cutom22
フレットはジャンボサイズのステンレスフレットです。(Jescar 57110S)
またフレットエッジを丸く仕上げてほしいというご要望です。
指板調整でしっかりと指板Rをしっかりと整え、フレットも指板Rに合わせて曲げます。
ニッケルシルバーと違い馴染むようには曲がらないステンレスフレットは、
この2点がかっちり合わせる必要があるように思います。
ジャンボフレットになるとより硬いので、フレットの曲がりが強すぎると真ん中が浮いたり、後々浮くことも考えられます。
フレットを打ち込んだら、フレットエッジの仕上げ。
丸く仕上げる指定ですが、ジャンボに打ち替える場合は、大体そのように仕上げていますので平常通りではあります。
このあたりは前職の名残です。
フレットすり合わせ、バフでフレット交換は完了。
ナットはジャンボサイズに合わせて、純正のナットを調整して取り付けます。
PRSの加工精度はどこを見ても関心しますが、この交換用のナットも本当にすごい。
面だしと底面切削で、高さを合わせればほぼ完璧。
指板Rにも各弦が揃い、溝調整も必要ない。
素材は不明ですが、ブラスの粉末は混ざっているのが見えます。
これにて、フレット交換完了です。
お客様のご希望するSuhrのような弾き心地には近づいたでしょうか?
それではまた.