今回預かったのは54年のLes Paulのコンポーネント
オーナー様が色々パーツを揃えて交換しているギターで、ダブルクリームのPAFもオリジナル。
(値段を聞いて、目玉が飛び出ました。)
ご依頼はちょっとした手直しではありますが、やはり緊張します。
P-90からハムバッカーに換装済みですが、ザグリ加工が浅くて取り付けに難ありなため追加工します。
まず、取り付けスクリューが浅すぎて短く切る必要があり、3ミリほど掘り下げました。
また、ポールピースもあたってしまうため底面も少し掘り下げました。
あー緊張した。
エスカッションも交換する予定でしたが、Gibsonのパーツがどこにも在庫がなく一旦納品。
後日改めてお預かりして、エスカッションの取り付け加工。
このギターはネック仕込み角が浅いので、背の高いエスカッションを削ってピックアップと面になるように加工。
ボディトップのアーチにも合わせるこの作業は、地味ながら結構大変な作業だと思います。
貴重なギターに携われて、役得でした。