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Fender Richie Kotzen Telecasterは、独自の配線仕様を持つ個性派モデルです。今回は、お客様からのご相談をもとに、より柔軟なトーンバリエーションを実現するための配線改造を行いました。
このモデルは通常:
- 2ピックアップ構成(フロント+リア)
- 3Wayレバースイッチ
- 1ボリュームのみ(トーンなし)
- フロント+リアのシリーズ配線をロータリースイッチで切り替え
リアピックアップにハムバッカーを搭載しながら、更にフロントピックアップをシリーズ配線しよりパワフルなサウンドも出すことができる仕様です。
しかし、今回のご要望は以下の通りでした
- トーンコントロールの追加
- シリーズ配線も、通常のパラレル配線(ハーフトーン)も両方使いたい
これらの要望を実現するため、5Way 4回路5接点のメガスイッチ(Schaller製を使用)
一般的なメガスイッチはテレキャスターのザグリに収めるのが難しいほど厚みがありますが、Schaller製は通常のレバースイッチとほぼ同サイズ。今回は無加工で交換可能でした。
ポジション | 動作内容 |
---|---|
1 | リアピックアップ(フル) |
2 | フロント+リア(シリーズ) |
3 | フロント+リア(パラレル) |
4 | リアピックアップ(コイルタップ) |
5 | フロントピックアップ |






結果として、操作はシンプルながらテレキャスター1本で多彩なジャンルに対応できる汎用性を持たせることができました。