今回は、フレット交換の依頼を受けたGibson Firebirdの作業過程を紹介します。
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今回使用したフレットはJESCAR 57110-NSというもので、ジャンボサイズのニッケルシルバー製のフレットです。
一番指定の多いフレットサイズですね。
フレットタングの長さがJESCARフレットの中でも長く、フレット溝の深さの調整が極めて重要です。
作業性という観点で、この手のGIBSONギターと相性が最悪です。
フレットを抜いた状態では、溝が浅く接着剤などが詰まっています。
バインディングに気をつけなが、小さいノコで取り除く工程が作業時間の大部分を占めています。
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フレット溝、フレットの下準備が整えばフレットを打ち込んで仕上げます。
指板幅に余裕のあるこのようなギターの場合は、フレットエッジ角はしっかり寝かせて削ります。
弦落ちの心配もないですし、ジャンボでも手の当たりも少なく仕上がります。
ナットは牛骨で製作。
持ち込みのサーキット、ピックアップに一式載せ替えを行い作業は完了です。
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