フレット交換 PRS McCarty

ちょっと気を抜いていたら、ブログの更新も一ヶ月ぶりとなってしまいました。

最近は閉店後に自作したCNCの調整したりしながら、時間を忘れて作業してしまいSNSの方の更新も疎かになってしまってます。この話はまた別の機会に。

そしたら本題のフレット交換です。昨年末にお預かりさせていただき、作業は年明けにおこないました。

PRS McCartyです。フレットはローポジションを中心に弦の下にくっきりと凹みがあります。指板サイドの塗装剥離がなかなかひどいですね(・_・;)

フレットの交換をご希望です。サイズは同等のものをチョイス。Jescarニッケルシルバーに交換です。

では早速フレットを抜きます。PRSのように接着材を使っているものはめくれやすい。コテで温めながら慎重に抜いて行きます。

指板調整を行いながら、溝の修正を行いフレットを打つ下地を作って行きます。

ちょっととびますが、フレットを打ち終えたところ。作業がテンポよく進むときは写真を取り忘れやすい。

飛び出たサイドを揃えて、エッジの処理を行います。PRSは結構エッジを寝かせてますが、それよりやや立てて削ってます。

エッジが気にならないように丁寧に削って仕上げます。

最後にすり合わせを行います。そして、丁寧に傷を取りバフがけ。ピッカピカです。

ナットは低くて使えなかったので、純正のナットを使用。ナット底面を削って高さをだします。

ここでちょっと攻めすぎて1個捨てることに・・・高価なので痛いミス。

弦を張って、セットアップを行い各所チェックを行い完成。

使い込まれたギターがフレットに交換された姿は、なんとも美しい。