バックブレーシング剥がれ

今回はバックブレーシング剥がれの修理です。

アコギのボディバック材に横向きに数本貼り付けてあります。

いつも間にか、剥がれてしまっていることがあります。

例えば、、、

この度、バックブレーシング剥がればかり、続けてお預かりしました。

ボディバックを指先で叩いて見ると、ペチペチ?と隙間のあるような音がします。あとはナイフを入れて箇所を確認してみます。

きれいに剥がれて入れば修理は至ってシンプルで、接着剤を隙間から塗ってクランプで固定します。

ただ、エンド側のブレーシングだと腕突っ込んで作業なので見えないし結構苦労します。

J-45くらいボディが厚ければぎりぎり肘まで入れられるのでなんとか作業できます。

ボディの中にライトとアクションカメラを入れて、スマホの画面を見ながら作業してます。

その時の写真も撮ったはずなんだけど、なぜか保存されていませんでした。

こちらはホールに近いので写真も撮りやすい。

接着剤はブレーシングとボディ両面にしっかり塗ります。

中からクランプで押さえます。接着剤が出てきますのでしっかり拭き取ります。写真の様に際に残ってる部分は、マイナスドライバーでしっかりこそぎ落とします。

内側のクランプが終わったらすかさず、外からもクランプで圧着します。

無事、接着完了です。

接着剤が残っていたら、ヤスリをかけたりもしますが、今回は必要なさそうです。

セットアップの時など、お預かりしたときにもチェックはしていますので 気になったらご相談くださいませ。

アコギはセットアップのとき、中のホコリもしっかり吸出しています。

気がつくとものすごい大きな綿埃が育っていたりしますので、たまにお店に出されると良いと思いますよ。