アコギのフレット修理、2本まとめてお預かりしました。
S.yairi YD-306 と Martin HD-28
ともにローフレット3本を交換し、すり合わせをおこないました。
フレット部分交換する際、なかなかジャストサイズのフレットもありません。指板調整もできないので、できるだけ流通しているフレットから近いサイズを選びすり合せで帳尻をあわせます。
フレットタングの長さもフレットサイズごとに違うので、バインディングのないフレットタングの見えるタイプはちょっとそこも気にして選んでます。
バインディングの巻いてある方はフレットエッジがかなり引っ込んでいて、通常通りの手順でやると合わせることができないので、先にエッジを作ってから打ち込みました。(写真がないが)
HD-28はTUSQナットは摩耗で低くなりビビリが出てたので、牛骨で製作。Martinのこのタイプのナットは非常に整形が面倒です。材も一回り大きいものが必要です。
そして完成。個人的にこのまHD-28の音はツボだったなぁ。
当店もオープンから半年ですが、このオーナー様もオープンした頃から何度もご依頼頂いています。毎回違うギターが来るので、一体何本所有されているのでしょうか。このあとも別件のギター2本、入れ替わりでご依頼頂いてます。 美味しい差し入れまで頂いてなんとお礼をしたらよいやら。お仕事で返せるように頑張って行きます。ごちそうさまでした〜。