Fender Japan ST57の修理です。
ブリッジはケーラー製フロイドローズライセンストレモロ。
フロイドローズのスタットアンカーが弦張力に負けて、穴が広がりネック側に倒れてしまったというご相談。
過去のパテ等の修復箇所も見られますが、特に6弦側は穴が楕円状に大きくなっています。
ピックガードを外すと思っていたよりも重症のようです。
内側は押し上げて割れていました。
ブリッジのハムバッカーがかなりブリッジ寄りなこともあり、4ミリ弱の薄壁状態ことが原因のようです。
見た目ゆるゆるそうですが、パテでくっついてるのか抜くのが結構大変。
強度も少しマシになるように、少し大きめに掘って埋木しました。
ザグリの形状に整えてアンカーの穴あけ。
元の薄壁状態よりは見た目も心強くなりました。
不完全な状態の配線も直して、セットアップ。
アーミングにも十分に耐えられそうです。