今回のご依頼は、9フレット以降のポジションをスキャロップ加工しました。



実は、一緒に持ってきて頂いたローズウッド指板の同じギターが、同仕様で加工済みでした。
かなり深いスキャロップだったため、このギターもかなり深めにしました。
(ローズウッド指板の方は、もっと深かったです。)
やはり削る量が多いので、 普段のよりは大変でしたね。


はじめは塗装はしなくて良いとのことでしたが、
最終的に塗装までの依頼になりましたので、元の色に合わせてつや消し塗装をしました。
彫り込みは深いと迫力が違います。


Fender Made in Japan Limited International Color Stratocaster
今回のご依頼は、フレット交換とスキャロップ加工のご依頼です。
購入早々ですが、カスタマイズしていきます。
まずはフレット交換。
フレットはミディアムジャンボからジャンボフレットに交換です。
フレットを抜いて、塗装を剥がして指板調整。
流石に新品ですので、指板Rを若干整える程度です。
スキャロップ加工するのに塗装が邪魔になるので、生地状態にする意味合いのほうが強いです。
フレットは、JESCAR 58118NS
打ち終えたらサイドの処理まで終えて、一段落。
続いては指板のスキャロップド加工、無になって削るのみです。
指板Rに合わせて3次元的な形状を、均一に掘って行きます。
体力的にも集中力も消耗する作業ですが、
ご依頼も多くお客様に鍛えられた(?)こともあり、最近は結構早く作業が終えられるようになってます。
写真は塗装も終えて、フレットナットの仕上げ後です。
組み込んだら完成です。
今回ご依頼頂いたのは、ストラトのボディに新しいネックの組み込みです。
サーモウッドの1Pメイプルネックです。
まずはこちらをスキャロップド加工していきます。
深さは若干浅め。フルとハーフの間くらいでしょうか。
削ると香ばしい香りが鼻につきます。
同様につや消し塗装まで終えたら、フレットサイドの面取り、すり合わせを行いました。
ナットはトレモロとの相性も考えてBLACK TUSQで製作
ボディも何箇所か修正のご依頼がありました。
シンクロブリッジが斜めということで、取り付けをし直し。
スプリングハンガーのネジも曲がって取り付けてあるので、こちらも埋めて開け直し。
確かにネジ穴が斜めでした。
トレモののチューニングの安定性を中心に、念入りに各部を調整して完成。
パーツ交換や、改造のご相談お待ちしております。
今年の冬はアコギのボディ周りの割れの修理が多いように思いますが、
今回お持込頂いた2本のGIBSON Les Paul Customの指板がこちらです。
エボニー指板に複数箇所亀裂が走っています。
2本同時に同様の症状ですから保管に何かしら問題があったのでしょうが、これはなかなかショック。
加湿を行った結果、上のように割れ目はきれいに閉じることができました。
印を付けて置かなければ、場所がわからなくなるところです。
接着材を流し込んで、磨けば修理は完了。
両機ともにハイフレットの音づまりがあり、すり合わせを行いました。
気がつけば年の瀬。
クリスマスからの年末は特に加速している気がします。
作業場の掃除は寒さでなかなかはかどりません。
ご依頼の頻度が多いと作業もどんどん熟れて来ますが、そんな作業の一つがスキャロップド指板の加工。
今回は不均等な形状が特徴のリッチー風のスキャロップド加工です。
特に紹介するものはないので、サクッと完成形まで↓↓↓
12フレットよりナット側はだんだんと6弦側の彫り込みが浅くなって行きます。
なんだかスキャロップ加工は閉店数時間前の夕方(具体的には16時ごろ)に始めることが多いですね。
午前中からはとても手が出ません。作業時間が限られてるからでしょうか。
気持ちが折れないように無心に淡々と作業を進めて一気に完成です。
今回はスキャロップド加工
Grero SE-450 ローズウッド指板とメイプル指板です。
まずはロースウッド指板の方から。
ラウンド貼り指板のため、指板が薄い。
特にハイフレットは2ミリ切りそうな感じで、実際一度加工をお断りしたのですが、
今回改めてご依頼で引き受けることにしました。
といっても1ミリの深さに掘る分には問題無いので、サクサク掘り進めて行きます。
4時間弱、集中して一気に仕上げます。
指板Rとスキャロップの形状を均等に揃えながら、傷も細かくして仕上げていきます。
ちょっと艶っぽく仕上がった指板。フレットも磨き直して仕上げも完了。
右腕はもう上がりません。
こちらは、いわゆるインギースキャロップ
大半はこちらのタイプのご依頼です。
続きまして、もう一本スキャロップド加工を。
同じくGreco SE−450
艶ありの塗装をされたメイプル指板です。
上記と対比てきな、リッチースキャロップです。
早速加工に入りますが、塗装が厚い艶ありの指板を剥がすのが結構手間です。
13フレットあたりまでは、両サイドまでスキャロップされていますので、一気に削ってしまいます。
インギーとは違い、深い部分がオフセットされています。
12フレットより上は、だんだんど6弦サイドのスキャロップが浅くなっていき、
1フレット付近は6弦側はスキャロップがなくなります。
インギースタイルより気にする部分もあり、ちょっと勝手が違います。
まあ、施工件数が少ないのが大きいのかも。
塗装するとややのっぺりする感があり、お客様的にも見たが第一でしたので、
サイドポジションなど制約がない1弦側はより深く加工しました。
ポジションマークが飛んで行ったり、削れると入れ直さなきゃいけませんが、今回はどちらも大丈夫でしたね。
よく仕上げにシューターしたら飛んで行ってしまい、毎回床を這いつくばるなんてことをしてます。
いい感じに仕上がりました。
遠目にもしっかりスキャロップ感がわかり、仕上がりにも満足いただけました。
スキャロップド加工のご依頼お待ちしてます。とは言えませんがw
フレット交換のご依頼です。
こちらは宮城県のお客様からのご依頼です。以前にも2本リフレットとスキャロップド指板加工のご依頼を頂いてます。
今回お預かりしたギターももちろん?スキャロップド指板加工済みのギターです。
こちらスモールサイズのフレットからジャンボフレットに交換いたします。
JESCAR 57110-NSを仕使用します。
なんとも緩めなスキャロップド指板ですねぇ。
早速フレットを抜いて、面の塗装を剥がしました。ご覧の通り大分島が残っていますね。
特にローポジションは1/3は残ってますね。
フレット交換に伴い多少の修正は折込済みでしたが、これはなかなか。
塗装で色合わせを行い、いつも通りフレットを仕上げ。
加工前より、メリハリのあるスキャロップド指板になったかと思います。
またのご依頼お待ちしております。
フレット周りのリペアが多いので、他の修理をはさみつつ気分転換。
ご依頼いただいたのがスキャロプド加工です。
今回は所謂リッチー・ブラックモアスタイルです。
今までのご依頼はイングヴェイスタイル?のものばかりです。
イングヴェイスタイルはエグリ方がシンプルで、均一です。
リッチー・ブラックモアスタイルは1フレットから徐々に広がっていくような感じです。
横から見ても深い部分がオフセンターになってます。
実はこのスタイルをやるのは初めて。初めてがメイプル指板とは。
スキャロップド加工をやるまでは、気合も必要でなかなか重い腰が上がらず・・・
いざやる日は2,3時間、ぶっ通しで集中して仕上げました。
とりあえず、木工を終えました。
以前のリフレットの際の塗装でしょうか、削っても黄色い染料がポジションマークのあたりにチラホラ。
思い出しただけでも首が痛い。しかも集中して無意識に食いしばり、奥歯が欠けて歯医者にお世話になるという ^^;
そして塗装へ。着色と塗装を行い艶あり仕上げに。
組み直して修理完了です。
艶ありのネックグリップの塗装剥がしのご依頼です。
以前フレット交換をやらせてもらったギターです。以前の記事
一年以上経過していますが、状態も良好で一安心。
ステンレスフレットはもちろんピカピカです。
早速グリップの塗装を剥がします。
汚れ予防にオイルを塗布します。
塗装を剥がしたグリップはさらっとしてて、滑りの良いさわり心地です。
ただどうしても黒ずみが付きやすいので、その点は注意。
極薄の塗装仕上げや、塗装研磨仕上げなど他にも方法はあるので、都度ご相談ください。
9月に入っても相変わらず暑いですね。
8月は非常に忙しくエアコンのない作業場で過ごす機会が多くなり、扇風機だけでは耐えられず
スポットクーラーを買ってしまいました。
冷風を浴びながらの作業は、かなり快適。もっと早く買っても良かった。
今回のご依頼頂いたのは、ESP AMAZE-SL5のメイプル指板のポジションマークの交換。
ネックだけ札幌から届いたので、ボディカラーは拝めず。
黒ットポジションマークをアヴァロン貝に交換。
作業自体はポジションマークをドリルで突いて、アヴァロン貝を埋め込むだけです。
色合わせして、ウレタンマットを塗装して完了。
ちょっと豪華になりました。
それにしてもネックの向きがいちいち変わって見づらいな。
今回はこちらの白いSTEINBERGERのピックアップ交換と
小さいサイドポジションマークを見やすくするため、少し大きなサイズのLuminlayを取り付けしました。
小さなボディにヘッドレスデザイン。ボディと分離できない構造ながら、作業性抜群です。
サイドポジションマークめがけで、ドリルで穴あけしLuminlayを接着。
面を出して磨けば完成。
うん。大きいし見やすい。
続いてピックアップの交換。
EMGからパッシブピックアップに変更に伴い、ポットも交換。
ボディに直留めのピックアップのネジが、とんでもなくズレていたので空け直しを行いました。
もとのEMGの見た目に寄せて、プラスチックカバーを取り付けています。
作業完了です。
サイドポジションマークもバッチリ光ります。やはりグリーンは明るい。
前回に引き続きLuminlayの取り付けです。
今回はまたまたESP(偶然)のブランドEDWARDSのDIR EN GREYの薫さんのモデル E-K-GA ガネーシャ
こちらトップ面にはポジションマークがもともとありません。
お客様からはできるだけ大きいものという指定でしたので、24フレットの間に入るサイズをチョイス。
サイドポジションマークも大きい3mm。ボディーカラーに合わせたブルーです。
今回もフレットのある状態ですが、更にスルーネック仕様。
特にサイドポジションはネックが外せるデタッチャブルのタイプとは違い、セットネックやスルーネックはネックが外せないので雲泥の差です。
このモデルに限っては大きな腕が12フレットにまで伸びています。
慎重に準備を整え、まずは再度ボジションの穴あけ。もとのポジションマークの上から穴を開けます。
塗装が剥離しやすかったので、慎重に作業。
トップポジションマークは3,4弦の真ん中にしっかりと通る様にしっかり位置決め。ボール盤では作業性が悪すぎるのでハンドドリルですべて空けました。
あとはLuminlayを埋め込んで接着。飛び出ている部分を削ってバフをかけで仕上げで完了。
トップも軽くバフとあてて他のポジションと仕上がりが馴染むようにこちらも仕上げ。
Luminlayは完成後の写真撮るのが楽しい。これはステージ映えもしそうです。
当店でも度々ご依頼があるポジションマーク交換です。
Luminlayという蓄光素材を埋め込む加工になります。
こちらはESP製ベースAMAZEです。カラーオーダーでしょう。鮮やかなピンクにフレークが散りばめられてます。
トップポジションマークをLuminlayに交換します。
実はもともと再度ポジションマークはLuminlayなんです。
指板面のポジションマークの交換はフレットもあるので、作業性も悪いのでちょっと工賃も高くなります。
できればフレット交換の際などに一緒に頼んでいただけると仕上がりもよく、工賃も抑えられます。
もとのポジションマークと取ってLuminlayを埋め込み。出っ張った部分を削ります。
ベースなので比較的フレットの間隔も広いので、作業性はそれほどでもなかったかな。
塗装のために足付けを行い、つや消しを吹いて仕上げです。
メイプル指板用には黒縁のLuminlayがあるのですが、あえてのノーマル。
白いドットでは明るいところだとむしろ視認性が落ちるのですが、ちょっとおしゃれかも。
演奏時にはサイドポジションしか見ない装飾目的ならこれもありかと思います。
この時期複数のLuminlayの依頼があったのでまとめて載せようと思いましたが、写真が多いと重くなるので別に掲載します。
EDWARDS E-K-GAにLuminlay取り付け